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七宝の栞

七宝について

その昔、灼熱の砂漠エジプトを旅する隊商が金属と硝子の融合体(七宝の原型)を発見しました。我が国に於いては、聖武天皇の時代に渡来いたしておりますが、江戸初期の平田道仁、江戸末期の梶常吉により近代七宝の足掛りを得ました。その後幾多の研究、改善を重ねまして、今日の精巧華麗な七宝工芸品を見る事が出来たのです。その華麗な色彩と精巧な技法は諸外国の追随を許さず、今日、日本を代表する美術工芸品として広く名声を博しております。名称の由来は、仏典に謂う「七種」の宝物(金、銀、ルリ、サンゴ、メノー、マイエ、真珠)の光彩を併せ備えている如くであると云うところから生まれました。今、お手許にお届けします七宝は、この様な幾星霜の歴史と昔人の努力によって生まれましたものに、現代性を加えましたものでございます。何卒その華麗な色彩と気品に満ちた風格を心ゆく迄ご鑑賞、ご愛用下さい。

ご使用上のお願い

七宝製品はガラス質の為、衝撃で破損するおそれがあります。破損した場合はケガの基ですのでご使用しないようにして
下さい。

七宝の器を直接の加熱、熱湯、オーブンでのご使用はしないで下さい。

七宝製品類のインテリア、飾り皿、テーブルウェアの製品は直接食器として使用しないで下さい。

お手入れ法

やわらかいスポンジに中性洗剤を使用して下さい。スチールタワシや、研磨粒子接着のスポンジタワシ、クレンザーは
表面にキズをつけますので避けて下さい。